滋味ある素朴なお菓子焼いてます。3時のおやつに、珈琲やお茶のお供に、ちょっとひと息コメルシーのおかし

山歩き

石鎚山、夏

こんにちは。

豪雨災害が日本各地で立て続けに起きていますね。

香川も梅雨の雨とは思えない土砂降りがここ数日続きました。

被害に遭われた方々にかける言葉が見つかりません。

この2週間ほどは我が家でもいろいろありまして、慌しかったのでろくろくブログを上げられませんでしたが、今日ちょっと余裕ができたので、先日の山の備忘録をば。

7/4(日)

夏の石鎚山に登ってみたいと思い、行って来ました。

10日ほど前から、天気を気にしまくっていました、みーさんです。

まだ梅雨も明け切らぬ石鎚山の天候は不安定。

当日、厳しいと思ったら無理せず取りやめようということで7/4を首を長くして待ちました。

鳥のさえずりが聞こえる〜✨

と思ったら、

ガスで前が見えない…

登れるかなぁ、不安。

ガスがもうもうと立ち込めています。

ガス、半端ないって!

などと言いながら、くねくね山道を進みます。

8:55 土小屋着。

前回昨年の11月に登った時は、成就社からのルートで登ったのですが、成就社コースはとても厳しかったので、比較的トラバースの土小屋ルートのがラクかもーということで、今回はもう一つの土小屋からのルートで登ります。

無事に山頂までたどり着けるか……

八甲田山読了

新田次郎著「八甲田山 死の彷徨」を読み終えました…

想像を絶する…_:(´ཀ`」 ∠):

地吹雪狂風・視界ゼロ・胸の高さほどの積雪地帯ありの雪山を、軽装のまま携行食は凍って食べられず、水筒の水は凍りつき飲めず、飲まず食わずで昼夜関係なく数日彷徨い歩く5連隊。

凍傷、佇立したまま凍死、低体温症による意識混濁、神経迷走、発狂、昏倒等等もう救いがない。

意識混濁の隊員の「この景色には見覚えがある!ここを行けば目的地です!」なんて妄言に、ふらふらとついて行ってしまう一行…

そもそも、最初の村で案内人を断るという愚行。

他にもいろいろとツッコミどころ満載なのですが。

読み進めるほどに、鬱々とした気分になりました😰

一方の31連隊は冬の雪山の怖さを知っている者で固めた少数精鋭部隊で、八甲田山を踏破。

5連隊の遭難によって、日本軍の冬の装備が強化されたとか。

あまりにも犠牲の多い勉強代となったという感じか。

この雪中行軍に関わった民間人のその後もなかなかに悲惨だったみたいで…

公権力には逆らえんもんね…

ネタバレ多めの感想ですみませんでした。

この、八甲田山死の彷徨を読んで、他の遭難のことも気になり調べましたが、あのトムラウシ山遭難も有名ですね。

当時は北海道の山で遭難事故が起きたくらいにしか認識がなかったけど、事故の概要を見て、こちらにも驚愕しました。

山は素晴らしいけど、恐い。

自分の体力実力に見合った計画をしなきゃ、無理だと思ったら引き返さなきゃ😭

山登りを楽しむようになり、まだ命の危険を感じるような山行はないけど、いま一度、山の怖さというものを考えるきっかけになりました。

取り急ぎは、装備チェックしよう。

カガマシ山 3

途中、お昼を摂りつつ歩きます。

尾根は歩きやすい^_^

ギンリョウソウ

ブナの原生林は歩けども歩けども同じような景色で、一寸迷子になりそうなほどでした^ ^:

山頂までの数百メートル、背丈が1m弱ほどの長ーい笹原をかき分けて歩きます。

長袖長ズボンでもチクチクしていたい💦

↑山の向こうにうっすら瀬戸内の海と島々が見えます✨

14時ごろ、1,342mカガマシ山山頂に到着〜

約4時間かかりました。

日差しと風が気持ちよく、おやつを食べてボーっとして…小一時間ほど過ごし、下山します。

帰りも笹原が痛い🥺

きっと愛好会とかのボランティアの方が描いてくれたカメさんが見守ってくれました。

カガマシ山はちょっと迷いやすく、ところどころ足場の悪い箇所と急勾配もあり、大変な山でしたが、不思議と気持ち良く歩けたのはお天気とブナの林のおかげかなと。

同じ急勾配なら、3月に登った竜王山の方が嫌な感じだったなと思い出しながら登っていました(笑)

次来たいかというと、崩落した箇所もあったし、ちょっと考えちゃう山ですが、シャクナゲが見られなかったのは心残りで💦

尾根歩きは楽しかったし、きっといつかまた来たい山です。

カガマシ山

5/30(日) 晴れ☀️

愛媛・高知の県境にある山、カガマシ山に行って来ました⛰

ブナの原生林と5月中旬にはシャクナゲがきれいに咲き誇る山だそうで、ちょっと遅いけどまだ咲いているかもと期待を込めて…

だいたい当日の朝はバタバタして出発が遅れる我が家…この日も家を出てちょっとして忘れ物に気付き取りに帰りタイムロス🥺

ほんと切実に何とかしたい…

車で下道約2時間、10時30分ごろ

登山口に到着。

足元はふかふかしてて歩きやすい🥾

とてもいい天気だったので、暑さがツラくなるかと思ったけど、木漏れ日が気持ちよく、吹き抜ける風のおかげで思いのほか快適に歩けた。

木漏れ日がスポットライトみたいに若葉を照らします。

剣山も2度目なら 5

おやつを食べながらジロウギュウとジロウギュウからの眺めを満喫。いやはや贅沢な時間です。

おやつがうまい!!

はー、帰りたくないなーと思うみーさんでした。

ジロウギュウでのんびりしたら下山です。

下山も、前回とほぼ同じトラバースコース。

あのしっとりとした山肌の質感が堪らん、萌え〜です。

牛の背中みたい。

白骨樹

無事下山出来ました^_^

約6時間ののんびり剣山登りでした。

剣山はこの稜線歩きが楽しくてしょうがない。

一の森方面に行ったり、リフトを使わず下から登ったりもしてみたい、何度も来たくなる山です♪

そんなにハードな山ではないので、家族で楽しめる山かと思います( ^∀^)

剣山も2度目なら 4

軽めのお昼を食べたら、稜線を歩いてジロウギュウへ。

剣山は、この稜線歩きが楽しみです♪

今回は、ジロウギュウと反対の一ノ森に行ってみようかとも思ったのですが、前回楽しかった安定のジロウギュウにまた行くことにしました。

白骨樹と山肌の美しい遠くの山々もきれいです。

ジロウギュウ側から見た剣山⛰

山一面、熊笹の群生が緑の絨毯のようです。

リフト降り口から約3時間、ジロウギュウ着✨

剣山も2度目なら 3

剣山神社から少し登ると、山頂に到着です✨

リフトを降りて小一時間で山頂です。

デッキが張り巡らされていて遊歩しながら眺望が楽しめます。

↑三角点△

ちょっと早めのお昼を景色を見ながら食べます😃

山頂までは、リフトを使えばさほど疲れずサクサクっと楽しく登って来られます。

そう、剣山の楽しみはこれで終わりではなく、ここからなのです…!!!!

剣山も2度目なら 2

http://commercy.kitchen/wp-content/uploads/2021/05/img_5884.mov

風がもうもうと雲を運んでいきます。

風は強いのですが、寒くなく辛く感じることもなく快適に歩けます♪

剣山神社着⛩

神社で手を合わせて、おみくじを引いて、お隣のヒュッテで前回は買わなかったお土産を購入。

ピンバッジとマステ✨

おみくじは今回大吉でした☺️

剣山も2度目なら

5/9(日) くもり→晴れ

昨年の秋に登った標高1955m剣山、2度目の登山です🥾

登山口の辺りがもうすでに標高約1400m。

そこから出ているリフトに乗って、標高1750mの西島駅までショートカットです=333

リフトから降りてすぐの景色がもう素晴らしい。

雲が多く、風が強く吹いていたので雲の流れがとても速かったです。

ゆっくり歩を進めて30分ほどで刀掛けの松。

香川最高峰登頂

ぴえんぴえん言いながら、歩くこと約40分。

竜王峠の入り口まで来ました。

ここでゴールかと思った末っ子…「え、まだ歩くの???」

「あともう少したがらがんばろ〜」とだましだまし歩きます^_^:

竜王峠はだいぶ歩きやすかった…☺️

歩き始めから約6時間、ようやく竜王山頂上に着きました😭

阿波竜王1059.8m三角点

見晴らしはまずまず。

遠くに瀬戸内海が見えます✨

竜王峠入り口〜阿波竜王山頂上

そしてまだオワリジャナカツタ…!!

そう、この竜王山には2つの峰があり、それぞれ阿波竜王と呼ばれる西峰と讃岐竜王と呼ばれる東峰があるのです…かーん

もう次いつ来れるかわからないし、東の讃岐竜王も行っちゃおう!ということで、時間はかなり押していましたが行ってきました。

こっちには三角点はなかったですが、讃岐竜王1059mも登頂しました〜

あとは下山。

もうとりあえず歩く。

かなりのハイペースで下ります。

足がクタクタ…でもあれに登ってきた!!と思うと感慨深いものがあります😭

脚とかもげそうに痛いし、身体が悲鳴を上げるとはこのこと…何かこの感覚、覚えがあるぞと思い返してみたら、石鎚山に登ったときと同じレベルの疲労度合い。

いやいや、石鎚山は竜王山の倍近く高い山だべよ。

しかし後から調べたら、石鎚山と同じくらいの距離とアップダウンを歩いていたのでした。

竜王山あなどるべからずでした。

この日は、すれ違う人が3組ほどでとても少なくて、たまたま登山者が少ない日だったのか、この登山ルートがあまり人気がなかったのか、どっちかなぁ。

次の日は身体中バキバキ痛くて大変でしたが、とてもリフレッシュできた山登りでした✨

つたない山日記、竜王山編を読んで下さりありがとうございました🙇‍♂️