こんにちは、ご無沙汰しておりました。
数日前にあるテレビ番組で、10分ほどクマが増えているという話題をしていました。
クマを目撃した人のインタビューや、クマに車が体当たりされた映像、飛び出したクマと走行中の車が衝突した映像…一方的に「クマは危険」と言いたげな印象でした。
まぁそれでいろいろな疑念が湧いたのです。
まず、「クマ」と一括りにしていますが、本州・四国に住むクマはツキノワグマ、北海道に住むクマがヒグマで、これを一緒くたにしていることに違和感を抱きました。あんまり知識のない人がこの映像作ったんかい。と。
ちなみに、四国に住むツキノワグマは減り続けており、現在わずか20頭にまで減り、絶滅の危機に瀕していて、むしろ保護対象です。
クマをはじめ、野生生物の棲息環境を破壊しているのは人間です。
最近では、阿蘇山外輪、吾妻山、釧路湿原、と大切な緑を切り開きソーラーパネルを敷き詰めて大規模な環境破壊を行っています。
そしてメガソーラー火災が相次いで起こり、これを鎮火する術がないのが現状です。火が消えるまで黙って見ていることしか出来ないのです。
このソーラーパネルには、セレン・カドミウムなどの有害物質が含まれているものがあります。これらの有害物質が、火災や破損などで水や土壌に流出してしまった山や森にあなたは住めますか?って話です。
山や森はもともと、いろいろな生き物がいて多様性があり、人間はその恩恵を受けてきたはずです。それをぶっ壊し続けている人間はいつか罰を受けるだろうと思います。
もちろん、クマが可哀想とだけ言うつもりはなく、下りて来てしまったり人や牧畜・農作物に危害を及ぼす個体に対しては駆除しかないと思います。頭数が増え過ぎとなれば、調整も必要だとも思います。でもそれは対処療法にしか過ぎず、根本的な解決にはならないのではと思います。
店主は過激な環境活動家でも何でもなく、ただの山が好きな人ですが、山や森を追われ、致し方なく人の居住域に近づいてしまった野生動物を害獣扱いし、分析や原因を追求するなどなくこのように一面的に報道するマスコミはどうなのかと、少し前から気になっていました。
みなさんはどう思われるでしょうか。